最近のことと、京極夏彦『嗤う伊右衛門』
ブログを放置していた。
本を読んでいなかった訳ではないが、「ブログを書く」という行為に繋がらなかっただけだ。
ただ最近思うのは、アウトプットの重要性である。
ブログを更新していなかった1年間程の間に、私の中を通り過ぎていった本がいったい何冊有るのかは考えたくもないが、凡そ50冊くらいだろう。
正直、何も身についていない。と思う。これでいいのか?
確かに、私は何か目的を持って読書をするということは無い。読書をして、その瞬間が楽しければそれで良いと思っている。いわゆる、趣味の読書。
たまに仕事の本を読むことはあるけれど、それは読書と言うよりは、勉強に近い何かだ。
でも、これでいいんだと思う。
読むことが大事だ!小説でも、ノンフィクションでも、実用書でも、たくさん読んで、お気に入りの1冊を見つけることが大切だと思う。
書店に行って店内を周り、何も買わないという事をよくやる。
店員からしたら冷やかし以外の何者でもないかもしれないけど、私にとってはとても楽しみな時間である。
新刊本を漁ったり、欲しいと思いつつ買ってなかった本が無くなってしまったの見てやるせない気持ちになったりと、私にとって本屋はある種のテーマパークだ。
今日も仕事の帰り際、書店に寄った。いつもぶらついてる店とは違う所に敢えて寄ってみる。
それぞれの本屋の個性を感じながら、棚を物色する。
お目当ての品を見つけたら、買ったり買わなかったりする。
今日は京極夏彦『嗤う伊右衛門』の中公文庫版を見つけたので思わず購入してしまった。
京極夏彦は好きでよく読む作家だが、京極堂が活躍する「百鬼夜行シリーズ」以外はあまり読めていない。
『嗤う伊右衛門』を始めとする、「江戸怪談シリーズ」の文庫には角川版と中公版の二種類があり、表紙の好みの問題から、中公文庫版をずっと探していた。
と言ってもAmazonで買えばすぐに手に入るのだが…。
今年になって京極夏彦の新刊が多く出版されている。気がする。
「今昔百鬼拾遺」もまだ読めていないが、最近やっと『邪魅の雫』を読了したのでそろそろ読もうと思う。